停滞の10年

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いわゆるアラフィフに近づく頃から、残りの人生このままで良いのだろうか?と漠然とながらも考えるようになりました。

40代に入ってからの10年間は、個人的な要因も様々あってのことではあるのですが、仕事も生活もどこか受け身でマンネリで、人生が停滞しているような感じがしておりました。

休日には趣味に没頭したり、友との旅行を楽しむなど、時間的にも空間的にもなるべく日常から離れるように過ごし、停滞感を払拭するようにしておりました。しかし、それは人生に彩りや変化を与え、かけがえのない素晴らしい思い出にはなっても、どうしても停滞の根本的な解決には繋がらず、問題はまるで別のところにあるようでした。

人生の停滞感が解決しないまま私も40代後半となり、このままではダメだという思いが強く湧きあがってきました。積極的に外の世界に飛び出し、もっと色々な人と交流し、人生を飛躍させるきっかけを作ろう。海外への一人旅や、その年に開催予定だった東京オリンピックの訪日客との交流、異業種間での会合への参加等々、これから出会う出来事にワクワクと想像を膨らませながら計画しておりました。

ところが、まさかのタイミングでコロナ禍という全く予想もできなかった惨禍に見舞われます。手かせ足かせをされ自由に動くことのままならない日常が不意にやってきて、私の停滞していた10年にとどめを刺したのです。

不要な外出も人に会うことも憚られたコロナ禍では、休日も家の中に居るしかなくなりました。リモートが出来ない仕事だったので、出社して仕事をしておりましたが、職場で気の紛れることなどありませんでした。むしろこういう状況になり、ようやく私は気づいたのでした。自分の仕事に対し、もはや働き甲斐もやりがいも失っていることに。そして人生の停滞の原因はここにあったのだと。

このことは、やがて転職のきっかけへとつながっていきます。

ちなみに私はこの10年を、自分の人生における「停滞の10年」と名付けております。

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