EXPO2025 大阪・関西万博散歩 その6

隠遁ブログ
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大混雑の夢洲駅からエスカレーターで地上に上がると、目の前に東ゲートが現れました。混みあっているけれども案外すぐにゲートを通れそうだなと思っていたら、群衆の流れはゲートを背にして大周りに迂回させられます。ゲート前の広場は結構開いているのに、直接そこへは通されず牛歩のように時間をかけて遠くの方にある時間帯ごとの溜まり場に誘導されたのです。

列はそこからほとんど動かなくなりました。最悪なことに天気は曇りから晴れになりつつあり、ところどころ直射日光が降り注いきました。無風で列も進まないギュウギュウ詰め状態の中、高齢の両親が熱中症で倒れるんじゃないかと気が気ではありませんでした。特に88歳の父は、あと少しで危なかったかもと言っていたので、入場ゲートの日陰の所まで来た時には本当にホッとしました。ここまで40分もかかりました。

誘導の警備員が話していましたが、この日は月曜日では最高の11万人(5月19日時点)が来場する予定とのことで、入場に時間がかかっているとのことでした。連日、万博関連のニュースが流れたり、直前に愛子内親王がご訪問された報道の影響等もあり、万博に行ってみようという人が急激に増えたのでしょう。想定外の混雑でびっくりしましたが、早めの時期に来場出来てまだマシだったのかもしれません。手荷物検査を済ましてやっと入場出来ましたが、駅についてから結局1時間ほどかかりました。

会場内に入るとテレビでお馴染みのミャクミャクのウエルカムモニュメントが見えたので、気分が上がります。まずはそこで記念撮影。そして、大屋根リングに行く前に、案内書前のベンチで一旦両親を休ませて、その間に案内所で記念の地図を買いに行きます。そこでも10分くらい並びました。

待っている間、両親は持参した炊き込みごはんのおむすびを食べていました。わたしも地図を買い終えて、ベンチで座って食べましたが、入場で並び疲れた後に食べたおむすびの最高に美味しかったこと。早起きして作ってくれた母に感謝です。

腹ごしらえも終わり、いざ会場巡りのスタートです。当初計画は、空いていそうなパビリオンにひとつくらい入ってから、13時15分予約の三菱未来館へ行く予定でした。しかし、予想外の混雑で入場まで1時間のロスタイム。頭の中ではゲートの入場は10~20分ほどと踏んでいたので、予定が大幅に狂いました。しかも敷地内は意外と広い。移動時間も考慮し1時間弱で見られるパビリオンは無さそうなので、まずは大屋根リングに上って景色を見ることにしました。

ゲート付近から大屋根リングまでも結構距離があります。ゆっくり周りのパビリオンを見ながらリングまで歩きましたが、驚くことにリンクの下に入ると急に涼しくなりました。海からの風と木造吹き抜け建築の相乗効果でしょうか。

リングの下も意外と幅があり広い!何回か往復すると実感してくるのですが、リングを通り抜けるだけでも歩数を要し疲れてきます。賛否はあるでしょうが、リングがなければ費用も距離もっとコンパクトな万博に出来たのではないでしょうか。こんなに歩くのなら、愛知万博のトラムのように会場内移動手段がもっとあった方が良かったかなと思いました。

大屋根リングのエスカレーターも並んでおりました。上ってみるとなるほど見晴らしが良く、アメリカ館やフランス館やフィリッピン館など大型のパビリオンが目の前に現れ、万博に来た実感が強くなってきます。リングのあちらこちらに移動して記念撮影をしました。約2㎞あるリングを1周する時間と体力はないので、しばらく堪能してからエレベーターで下におりました。

その後、母が少し楽しみにしていた給水をしに、給水スポットを探します。水を汲むだけですが、体験してみたいのでしょう。しかし給水スポットがなかなか見つからない為、ボランティアの方に訊ねるとだいぶ離れたところにありました。そこまで移動し、給水体験をします。ちなみに短い水筒は上部のセンサーが作動しないので、センサー手前に手をあてがって給水をします。ついでに近くにあったトイレに入りますが動線は一方通行の為、入口と出口が別になります。理解していない人たちが結構ぶつかりそうにすれ違っていました。

あとはパビリオンの雰囲気を感じながら東ゲート方面まで引き返します。ここまでで既に歩き疲れてきました。少し早めに「三菱未来館」に到着し、予約時間まで地下の日陰で並んで待ちます。

この時間を利用して、当日予約にチャレンジ。確認すると空きがあるパビリオンもちらほら見えますが、予約しようとすると予定人数に満たないとのエラーが出ます。3人の空き枠は厳しいようです。当日予約もムリかと思っていたところ、小山薫堂氏プロデュースの「EARTH MART」を取ることが出来ました。確保出来て良かったです。

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