先日、東京都現代美術館で開催中の「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」を観てきました。
この展覧会は現代美術の世界的コレクター、高橋龍太郎氏が蒐集した膨大な数の現代美術の中から氏のコレクション視点に沿って、現代美術作家たちの様々な形態の作品が展示されていて、日本の現代美術の変遷と作品の広がりが一気にわかる面白いものでした。
ところで、現代美術ってテーマも表現方法も難解でよくわからないものが多いですよね。
説明文を読んで、この作品はこんな主題が隠れていたのか等と関心しながら観るのも面白いですけど、私は現代美術を観る時は、まずは考えずに感覚でとらえるようにしています。
一見してゾワーっと震える作品もありますが、作品と対峙して、不思議とか面白いとか違和感や心地良さ悪さ等々、様々な思いを感じるままに感じて受け入れる。
すると意味不明と思われる作品でも、何かしらのイメージが心に起草され、自分の中でその作品の意味が現れてくるのです。
現代美術は、首筋がゾクゾクするような、言葉で説明できない感覚を味合わせてくれるので、わからないなりにも結構好きなのです。アトラクションを体験しに行くようなものでしょうか。
さて、存分にゾクゾク感を味わった後は、美術館の向かいにある「3000日かけて完成した極上ハンバーガー清澄白河本店Field」さんでランチを取りました。

食べたのはチーズバーガー。パテは肉の質感が残る大きめのミンチで成形されていて、噛むほどに口中に肉の旨味が広がり、肉を食らっているという満足感がありました。
甘いバンスにチーズ、トマト、レタス等の味も絡まり、頬張るごとに、なるほどこれが本場のバーガーなのかと納得する美味しさでした。
最後は腹ごなしと運動も兼ねて、清澄白河から銀座までブラブラ歩いて帰ることにしました。
銀座からは電車で郊外まで帰ることにはなるのですが、午前中に降っていた雨も止んで、気分も良かったので疲れず歩ける範囲までのんびり散歩しようと思ったのです。
隅田川テラスの吹き渡る風にあたり、思いに耽りつつ歩いてきました。

美術館で作品を観て、ランチを食べて、散歩して帰るというのは、私のよくあるパターンなのですが、この日も心満たされた時間を過ごせて良かったです。