国立科学博物館で開催中(~2月24日迄)の特別展「鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」を見てきました。
この「鳥」展は科博史上最大規模で、一生分の鳥が見られる?という鳥好きにはたまらない特別展なので、去年からとても楽しみにしておりました。
科博に向かう途中、国立西洋美術館で行われているモネ展の入場者の列が120分待ちというとんでもない時間になっており、科博の入り口に迫るくらい長蛇に伸びきっておりびっくりしましたが、それを横目にさっと入れた「鳥」展も中では案外に混んでおり、鳥類の人気もなかなかのものです。
入り口ではインドクジャクとシマエナガがお出迎え。会場内は動画撮影NG、カメラはフラッシュなしでの撮影のみOKです。


展示は序章から第8章まであります。最初に絶滅種と絶滅危惧種の剥製標本が展示されておりましたが、カワイイやメズラシイもの見たさだけで見るんじゃないよ!と鳥たちに警告されたような心持ちになりました。気持ちを引き締めて鑑賞開始!


第1章は、鳥類の起源と進化や生体的な仕組み等の展示となり、ゲノム解析による科学的知見等の解説を読みながら、鳥類について楽しく学ぶことが出来ます。そこから各章、鳥類の新しい系統による44目を各目毎に各科数種から数十種類ずつ展示されており、総勢で600点以上の膨大な数の鳥類剥製標本を見ることになります。



「一生分の鳥が見られる?」というほどのことはあり、じっくり全部を見回って3時間近くかかり、すごく見応えがありました。ところどころで展示されているイラストレーターのぬまがさワタリさんの「鳥のひみつ」コーナーは、イラストもかわいくて、鳥にまつわる話のオチも笑えて、鑑賞の箸休め的な感じで良かったです。
お昼は科博のレストラン「ムーセイオン」で、「かはくカレーライス」を食べました。

そのあとは、後半戦として、科博の地球館と日本館の常設展示をざっと見て回りました。日本館では貝類の企画展も開催しておりました。忠犬ハチ公や南極物語でおなじみのジローの剥製はいつ見ても泣けてきます。シアター36〇で映像もみて、国立科学博物館を閉館時間までたっぷり満喫しました。地球館や日本館は今回は駆け足で回りましたが、次回は好きなジャンルを時間をかけてじっくり見たいと思いました。
